ウォレス と スピリチュアリズム 〜新しい科学性への予感〜

  • 2016.09.22 Thursday
  • 13:46

スピリチュアリズムに関する詳細は、すでにある良書に譲るべきでしょう。

 

ただ、実際にクライアントの方々の身体をとおして観ずることができる「体の営み」に関わるほど、

一般常識的な唯物的人間観とは全く異なる事実や感覚に出会います

それを理由付けるための科学的定義が必要です。

 

しかし、それはダーウィニズムや唯物論に見出すことは出来ませんでした。

 

一方、ウォレスをはじめとするスピリチュアリズムの偉人達の業績には、

深い教訓と共通性を見出すことができます。

 

しかし、この150年の間にウォレス説を基とした自然科学はありません。

 

アルフレッド・ウォレス以外にも「智慧の巨人」とよべるスピリチュアリズムの偉人達による

それぞれの研究成果は膨大で学問的にも充分な影響力をもち、

科学的検証によって正しさが確証されているどころか、智慧の一部は実社会に応用され、

それと知らずに使われています。

にも関わらず、ダーウィニズムという社会常識の濃霧によって偉人達の存在は覆い隠されたままです。

 

エドガー・ケイシー氏、ブラバツキー夫人、ルドルフ・シュタイナー氏、

コナン・ドイル氏、ウィリアム・クルックス卿、浅野和三郎氏etc.

それらはすべてSpiritualism(*神霊主義)とよばれる狭い分野に閉じ込められて、

本来の役割を充分に果たすことができないままにあります。

  • スピリチュアリズムを神霊主義とした訳語は、浅野和三郎氏のオリジナルです。

これらに含まれる有用で膨大な情報は、全く社会に還元されないまま約150年間が経ちました。 

クライアントの方々に接するほど、私達現代人は潜在的にその“情報公開”の必要性に強く迫られていると感じます。

 

 

ダーウィン説に不足している「心」の進化

  • 2016.09.12 Monday
  • 18:00

ダーウィン説に不足している「心」の進化

 

185911月ダーウィンによる『種の起源』は、

少し先に興った共産主義思想と呼応するように

熱狂的な支持を得て、急速に社会的信用を確立します。

これが19世紀という社会性に選ばれた

ダーウィニズムという「流行」の始まりでした。

これによって、キリスト教の「神による創造」は

聖書の中の物語とされ、人間は動物と同質の生命体と

定義されるようになりました。

 

その僅か10年ほど後にウォレスは、純粋な科学者としての探究心から

スピリチュアリズムの研究家となり、

死を迎えるまでの30年以上をその研究に投じました。

それは、目に見えるものだけを追求していっても、人間存在のルーツに至る

本来の根源的な疑問「何故、人間だけが高邁な精神性をもっているのか?」には

たどり着くことが出来なかったからです。

 

結局、ダーウィンの進化論には「人間の精神性」や「人の心」という視点からの考察や研究が

全く欠けています。この、ダーウィニズム創始者ダーウィンにおいて

「人の心」を欠落してしまったことが、その後人間を肉体と同一視する

唯物的思想として人間への理解をゆがめているのです。

 

 

何故、人間だけが高邁な精神性をもっているのか?

喜びや悲しみの感情だけでなく、神や崇高なものへ向かう宗教的精神、

許しに至るような大いなる愛の精神、深い道徳的精神や高い科学的精神。

それらを表現するための音楽や絵画などの芸術的能力、数学など学問的な抽象的思考能力、

そして、人間同士のあいだに交わされるウィットやユーモア・・

それらは、動物の行動パターンから自然淘汰によって獲得できない。

 

これが、ダーウィンに先んじて自然淘汰説を説きながら説にとどまることなく、

世の中の潮流に逆行してでもウォレスがダーウィンより前進した原動力でした。

 

 

この思考のキッカケは、西洋人から見れば“原始的”と見える土着の種族たちが、

西洋人に劣らぬ精神性や哲学性をもって暮らしていることに接したためです。

・・・この実地の体験による比較観察は、幾度となく東南アジア諸島で調査・研究を繰り返すことの

   できたウォレスであるからこそ成しえた成果です。

   たった一度の調査旅行の直感的推測に従ったダーウィンとは、自然科学者としての

   緻密な研究態度が大きく異なっている点です。

 

 

さらに、当時ビクトリア朝の英国で盛んに実験研究されていた

スピリチュアリズムを研究対象として、

ウォレスは自分の死の直前まで30年間に及ぶ研究を重ね、

研究結果を多数の論文とレポートに発表し、

目に見えない世界の科学的信憑性を確信し、以下の結論に達したといわれます。

 

結局ウォレスは、「“目に見えない宇宙の意志”が人類史に少なくとも三回干渉した。

一度目は無機物から生命の誕生、二度目は動物への意識の導入、

三度目は人類の高い精神能力の発生。

これによって、地球上の生命体の進化と人類の誕生があった」という

スピリチュアリズムからの進化説を主張しました。

 

今21世紀の立場からウォレス説を受け入れたとき、長年解けなかった難解な図形問題に

一本の“補助線”を得たような感覚を覚えます。

 

おそらく、ダーウィン説によって閉じられてしまった「未知への可能性」が

開かれていくことは確かです。

 

 

アルフレッド・ウォレス

  • 2016.09.02 Friday
  • 22:31

現在でも生物学の教科書などに“ウォレス線(生物地理学)”として

名が知られているアルフレッド・ウォレスは、ダーウィンとは対照的に

1800年代英国の貧しい階級出身の青年でした。

 

そして、生来の探究心をもって“虫屋”として東南アジア一帯に活動拠点を広げます。

 

当時の英国では自然科学が流行して、ダーウィンのような上流階級の紳士たちが

こぞって自然科学に熱い興味を持っていたので“珍しい生き物の標本”が高値で取引されたのです。

 

ただ、ウォレスは“虫屋”にとどまることなく、ダーウィンに先駆けて「自然淘汰による進化説」という

独自の探求成果を学術レベルの論文として完成させ、

当時自然科学会の大先輩であり尊敬するダーウィンに宛てその論文を送っています。

(1858年7月1日のロンドンリンネ学会にて発表)

 

一方のダーウィンは、ビーグル号の航海に同行した時の印象や採集品への研究成果を、

レポートや書簡形式でしか自説を構築することができていなかったのですから、

自分より階級が低く才能あふれる青年の膨大で緻密な研究成果の存在は、本当に脅威であったようです。


ウォレスに対するダーウィンの「焦り」という心理的葛藤は充分想像できます。


このことがキッカケとなってダーウィンは先急ぐように『種の起源』を発表し、

時代の流行はダーウィニズムに流れ込みました。

 

その後ウォレスが独自の「進化論」を発表した時、ダーウィンは安堵したはずです。

 

なぜなら、ウォレスがスピリチュアリズムの研究成果を基にした人間の進化論は、

ダーウィニズムが流行していた英国自然科学会からも一般社会からも全く受け入れられず、

科学界からの追放に近い処遇を与えられたからです。

ウォレスによって消されるかもしれなかったダーウィンが、ウォレスを消し去ったのです。


「進化論」発表後のダーウィンは、自宅の小さな研究室にひきこもり、

ひたすらにフジツボの進化を研究した様子が娘から語られています。

 

一方、自ら論じた自然淘汰説をこえて「“目に見えない宇宙の意志”」が

地球生命の進化を計ったとする自説の進化論が人々の嘲笑を受ける中でも、

ウォレスは90歳余の生涯を閉じるまでの30年以上もスピリチュアリズムにおける人間研究を続け、

死の直前まで多数の論文を発表し続けました。

それこそが、彼が信じた「人間の進化」への探究心と確信が消えることがなかったからだと信じます。


人がそびえ立つ山の全景を見るには、その山から遠く離れなければ見えないように、

時に人の偉業も時代を経る必要があるのかもしれません。

 

ダーウィンが自説を発表する前、ダーウィンもまた当時の宗教的常識のなかで

研究仲間に『自然淘汰説』が受け入れられるだろうか・・?と不安の時を過ごしたとききます。

それは、本当にある種の偉業と受け取られて当然の行為です。

けれども現時点から振りかえれば、ウォレスほどの研究者としての良識と情熱と確信が

ダーウィンにはなかった・・と推察しています。

 

ある意味で、そのときダーウィンに”味方するもの”の力が大きかったと思わざるをえません。

 

 

 

 

「ブレッヒ・シュミッド胎生学講座」 東京開催情報

  • 2016.08.24 Wednesday
  • 20:00

<私が過去3回の受講をとおして実感してきたこと>

ブレッヒ・シュミッド胎生学は、「発生学」とよばれる一般的な胎生学に比して

その方向性が大きく異なっていると同時に、生命システムの核心への理解を

促すために大きな可能性を有しています。

そのため、この胎生学を知ることは、ダーウィニズムを常識とした思考にたいして、

無意識レベルにおいても実質的な向上への変化を起させる力を

持っていることを実感します。

2016年12月の受講が、2017年以降の発展にとって確実な転換点になりうることを

期待しています。

 

 

すでにお知らせした大阪会場での「ブレッヒ・シュミッド胎生学講座」ですが、

東京会場も募集しています。開催有無を決定する9/10ということで、

改めて以下お知らせします。

(2016年9月10日までに申込者数が最低開催人数12名を満たさない場合は開催見送り)

************** 

大阪企画(ロルファー推薦不要)とは一点変更点があります。
胎生学の受講資格:「ロルファー」と「ロルファー推薦者」
*詳しくは、担当:にいつゆきこ niitsu212niitsu@yahoo.co.jp
胎生学】
身体の構造の関係性という視点に立った時、
胎生学が大きなヒントをくれるのではないでしょうか。
胎生学を知らずに、人の身体に触れるということは、
横から割り込むかの様にその人の身体を扱っているようなもの、
というインストラクラーもいます。
ブレス・シュミッドの胎生学をベースとした考えでこのクラスは進められます。
ブレス・シュミッド著書「The ontogenetic Basic of Human Anatomy」は
胎生学を勉強する人には有名な本ですが、日本語に翻訳されていないので、
英語が苦手な方はこのWSはまたとない機会ではないでしょうか?
このWSは2日間の座学です。
日程 : 2016年12月13日(火)〜12月14(水)2日間
場所 : 東京都水道橋 内海会議室
金額 : ¥63,000〜¥36,000 (12名〜24名 変動制・早割適用金額)
【共通事項】
2016年9月10日までに申込者数が最低開催人数12名を満たさない場合は開催を見送ります。
2016年9月10日までにお申し込みの方は上記の早割の金額が適用されます。
その後にお申し込みの方は+¥10,000です。
ロルファーの募集を開始し、その後申し込み状況に合わせて
他のボディーワーカー(要ロルファー推薦)も募集かけます。
非ロルファーの方は+¥10,000です。
【講師プロフィール】 
Konrad. J. Obermeier(通称カーニー・オバーマイヤー) 
ドイツ ミュンヘン大学ではコミュニケーションを学びました。 
10年に渡りヨガを学び、インドのケララにおいてヨガの教師として修業しました。 
公認アドバンスロルファーであり、これまでにクレニオセイクラルセラピー、
ハコミセラピー、ショック&トラウマセラピー、コンティニュアム他を学んできました。 
創始者のジャン・ピエール・バラルとディディエー・プラットから内臓マニピュレーションを学び、
現在は世界各地で内臓マニュピュレーションやブレッヒ・シュミッドの胎生学講義を教え、
ヨーロッパのロルフィング協会では主任講師を勤めています。
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    ブレッヒ・シュミッドの胎生学を元にしたボディワーク講座  〜by カーニー・オバーマイヤー氏

    • 2016.07.17 Sunday
    • 01:18

    「胎生学・・この誘惑に満ちた響きをもつ講義は、どの大学でも満席で始まり、

    そしてほとんどの学生が離散してしまう講義なのだ」

    と一般的な胎生学講義の様子をカーニー・オバーマイヤー氏は語り初めました。

     

    「この講座は、胎生学であると同時に、哲学の講座でもあります。」と氏が言われたとおり、

    以下にご紹介するカーニー・オバーマイヤー氏の胎生学講座は、

    終始一貫独創的な検証にもとづく、

    哲学性と科学が融合したような魅力にあふれた内容でした。

     

    7年ぶりの来日が、本当に楽しみな講座です

     

    一般参加が可能なカーニー・オバーマイヤー氏の講座は、大阪で予定されている

    以下の講座のみであるようです。

     

    企画・開催はクロニック・ステューデントです。

    *******************************************************************************

    胎生学を元にしたボディワーク講座
    by カーニー・オバーマイヤー
    --------------------------------------------  
    ブレッヒ・シュミッドの胎生学の原理から
    ----------------------------------------------

    胚子は成長と分化の過程を通じて、液の圧力と膜の張力によって形態と構造を発達させます。

    全ての構造の発達は、常にある部分の地形において、全体としての身体において

    そして時間軸に沿って、相互に関係しています。そして、これらの圧力と張力の力は常にアクティブで、

    大人の身体においても継続的に維持し、再組織化をし続けます。

    このワークショップでは、最初にDr. Eric Blechschmidt によって提唱された、

    胎生学的な発達の原理を元にお話しします。

    パートナーと組んで、手を通して圧力/張力の現れとしての構造に対する感受性を育てます:

    触察のエクササイズを通じて(例えばパートナーの両足を持ったままで)、

    脚部から骨盤/腰部/大腰筋−腎臓、そして正中線との関係を評価していきます。

    これにより、腹膜と腸骨/骨盤との間の制限を特定することができ、

    それをもとに構造的 & 内臓的テクニックへと発展させ、脚部が骨盤を通り、

    更に上方へと繋がっていくのに影響を与えます。
    ...
    その他、以下のようなトピックについてもお話します。
    発生/発達における脚部/骨盤の関係性、
    関節の組織立てに対する神経−血管構造の影響、
    内蔵空間と構造的な器との関係における腹膜の役割
    など・・・。
    肝臓/胃との関係で、横隔膜/肋骨への簡単なテクニックを使う事で、

    最初のスタートポイントである「両足を持つ」と言う所から、

    胸郭へと繋げて行くことができます。


     ーー 開 催 概 要 ーー 

    【日時】12月3日(土)〜12月6日(火)
       (初日10:00スタート、最終日16:00終了
    【会場】クロニック・スチューデンツ天満橋スタジオ


    【講座の詳細、講師プロフィール】
    http://www.chronicstudents.com/workshop/conny-embryobody2016.html


    【お問合せ】
    mail@chronicstudents.com
    クロニック・スチューデンツ
         

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      海外では「STAP細胞は、あります!」 〜小保方さんへの小さなエ〜ル〜

      • 2016.07.01 Friday
      • 14:48

      2016年初投稿になります。

       

      小保方さんのSTAP細胞実験の証明が”どこかで”なされることを待っていました。

       

      日本の中で激しいバッシングにさらされた小保方さんに、

      せめて”小さなエール”を送りたくてSTAP関連記事を凍結して”無罪”の知らせを

      待っていました。

       

      科学と医学の発展的な未来のために、STAP細胞の証明が日本でも受け入れられることを

      改めて祈念しています!

       

        *「ドイツのハイデルベルグ大学の研究チームによって発表された

         Phによるがん細胞の多機能性獲得に関する論文」が、STAP現象の再現として期待される。

       

      N.

       

        STAP HOPE PAGE : http://stap-hope-page.com/

       ・・・小保方氏が開設された英文HP

       (マカフィーでは危険度が高いと評価していましたが、

        当方のアクセスでは特別な問題は今のところ発生していない)

       

      生命のメカニズム=シンプル&システマティク  〜「STAP細胞はあります!」〜

      • 2014.05.21 Wednesday
      • 02:17

      5月最後の記事になりそうですが、引き続き「小保方さん応援」をさせていただきます。
      *****************

      2014年6月号Newton誌に「詳報・STAP細胞問題」という特集がありましたので、

      購読してみました。”詳報”としていますが、実際はこの1月〜4月15日までの

      ”SATP細胞問題・ガイダンス”といったレベルに思います。


      けれども、一般読者の視線でみれば「Newton誌としては、STAP細胞の可能性は否定」の立場で

      企画されているのは明白
      で、けして”中立”あるいは”肯定”ではないことがわかりました。



      STAP細胞の真偽・・・といっても、もとになるべき情報が希薄な状態で”詳細”を”報告”すること自体が

      大変難しいと思いますが、Newtonの特集記事全体から読み取れることは、結局のところ・・・・・

      ”常識”をとるか?    ”非常識”をとるか?

      で、Newton誌は世の時勢に従って”常識”の立場を 紙面を通じて公表した。ということのようです。



      ここでいう”常識”というのは、「いったん分化レベルに到達した細胞を、分化前のレベにもどすことはできない!」

      という”常識”のことです。


      ”できない”という常識の立場にたつ限り、”常識”は結論につながります。


      同様に、真逆の”できる”という非常識の立場にたてば、現段階では”非常識”といわれる

      「小保方さんの実験」は、”ごくごく自然な、生命そのものの性質”を熟知または直感して

      行われていることが理解できます。

      そして、その”非常識”な方法として”酸性濃度(ph7.5)”と”プレッシャー(ガラス管)”の

      2つがとりあげられたことがわかるのです。



      この小保方さんの実験方法は、自然な母体のなかで受精卵が1個の細胞から人体へと成長していく初段階で

      繰り返しおこっている”自然なプロセス”
      を 人工的に”細胞”に体験させているのだといえます。



      小保方さんの実験方法を理解するためには、DNAや遺伝子の役割の捉え方をかえる必要があります。

      現時点の”常識”では、DNAや遺伝子は人体構成のための最優先の決定事項としています。つまり、

      「遺伝子は設計図である」といった視点です。

      その「設計図探し」の視点をやめて、細胞は細胞外からインプットされる”科学的刺激”と”物理的刺激”にたいして

      「シンプル&システマチック」に反応・連鎖するメカニックとしてみていく視点を優先するとよいのです。

      DNAや遺伝子というものは、その反応の際に使われるソフト情報機能だともいえます。



      この考え方は、新しいものではなく、第2次大戦以前からドイツ人胎生学者・ブレッヒ・シュミッドによって

      膨大な研究成果が蓄積されました。

      このブレッヒ・シュミッドの理論でいえば、「人間の成り立ちを遺伝子・設計図理論で考えることは不可能で、

      人体は細胞の成長過程に与えられる(細胞の成長自体に伴っておこる)”濃度変化”や”圧変化”に反応するために

      遺伝子情報の中から最善の情報を選択して反応する
      。」という理論を生涯つらぬき、ダーウィンの進化論には

      従っていません。
      その彼が、膨大な胎生学の研究成果から、確信していた”事実”は

      人間はサルではなく、その始まりから人間であった」という言葉で語られたときいています。



      小保方さんの実験へのアイデアも、私からみると、このブレッヒ・シュミッドの姿勢に通じるものを感じます


      つまり、「シンプル&システマチック」な”細胞”のメカニックを起動させるために、

      外的な刺激条件を、限りなく”自然界で起こりうる刺激”に限定していく作業が、

      細胞にとっては、”分化”をうながす刺激のおこった”以前”に「時間的ワープ」をおこさせるのだ・・・と

      推察しています。


      こうした推察も、「STAP細胞」はありうる!という立場にたつからこそ成り立つので、

      否定の立場では”反対のための反対”、”つぶしのための揚げ足取り”しか思いつくことはありません。



      すくなくとも、”常識”だけにたっていては、永久に小保方さんのSTAP細胞を実現化することは

      難しい!!はずです。


      本来、本当に人間の進歩・発展に寄与する科学は、常識を塗り替えていく力をもっていることを

      思い出していただければ、それが小保方さんへのエールにつながると信じています。




      それにしても・・・・もし、私が”大金持ち”(たとえばロックフェラー財団のような)なら、

      今すぐに「小保方研究所」を立ち上げて、小保方さん「STAP細胞」を完成させ、

      そこから未来に発生する莫大な資金を使って 日本から”よりよい未来”のために還元するでしょうに!!!


      小保方さんが、アメリカや世界の”大金持ち”に引き抜かれてしまわないことを願っています。


      そこで、PRを・・・

      日本のお金持ちの皆様。

      どうか、小保方さんに豊富な資金と安全な研究環境を提供してください!

      「STAP細胞」は、最大の投資価値をもっています。




       

      『生命』という概念の違い  〜小保方さんへのバッシングに思うこと〜

      • 2014.05.16 Friday
      • 21:29
      4月で小保方さんの気の毒な状況は改善されてしかるべし・・と確信していたのですが、

      何かの力が加勢しているのか、5月になっても化膿していくようです。

      どうしても、”小保方さんを応援したい!!””思いから離れないので、

      性懲りもなく書かせていただきます。

      *******************

      5月に入って、日没後の冷えこみはあるものの、陽射しの輝きは『生命』を育む力を

      十分になげかけてきます。そんな5月の陽射しに肌を焼かれながら・・・あたりまえですが・・


      少なくとも地球上の『生命』は、直接・間接を問わず”太陽の恵み”つまり”太陽のエネルギー”を源として

      存在している
      ことに
      、改めて気付きました。

      その意味で、”生命”は太陽によって育まれる存在で、

      生命ではないという意味の”物質”は太陽によって破壊される存在だと考えています。



      現在の有史上では、いまだ人間が『生命』を創り出したことはない!ということになっています。

      ということは、アミノ酸からたんぱく質は作れても、たんぱく質から生命は作れないという前提のもとに、

      今の実験科学はなりたっているのでしょう。


      だとすれば、前記事に名前をだした「ES細胞」も「iPS細胞」も、そして小保方さんの「STAP細胞」も

      すべて”すでに生命である”細胞にたいして、さまざまな実験を行っているわけです。

      そうでありながら、まだ誰も『生命とは何か』という定義を確認して、それらの違いを評価している記事を

      見た覚えがありません。

      つまり、それぞれの研究者の実験に際して、それぞれの研究者がもっている『生命』の定義〜生命観〜

      きちんと問い、確認し、理解して、それぞれの実験を検証する必要があるのではないか!?と思っています。



      もちろん、私の経験則から直感しているレベルの意見ですから、

      今回、小保方さんをバッシングしている理研やマスコミのレベルの視点はありません。



      今の私には、「ES細胞」と「iPS細胞」を作られたお二人の『生命観』と、

      「STAP細胞」を作った(私は現時点で、その成功率は不確実だとしても、STAP細胞は”創られた”と理解しています)

      小保方さんの『生命観』は当然違うものであろうと推察しています。

      この『生命観』の違いが、”実験方法の違い”や”実験結果の違い”として現実に現れているはずです。

      ”風が吹けば、桶屋が儲かる”といいますが・・・・

      『生命観』が違えば→細胞の活動の捉え方も違う、

      細胞の活動の捉え方が違えば→細胞へのアプローチ(アイデア)も違う、

      細胞へのアプローチ(アイデア)が違えば→実験の方法論も違う、

      実験の方法論が違えば→細胞の反応も違う、

      細胞の反応が違えば→結果が違う!

      ・・・・で、結果が違えば→評価が違う。



      この『生命観』の違いから出る”アイデア”こそが、本来の科学者の”生命線”だと思います。

      おそらく・・・・この科学者の生命線といえるだろう”アイデア”のところが、

      すでに社会的評価が定着している「ES細胞」・「iPS細胞」と”大きく違っている”ために、

      これらを基本として研究開発に投資している企業や研究者たちにとって”恐怖”なのだと直感します。

      つまり、現段階で小保方さんの実験が成功してしまったとしたら、それまでの投資も苦労も

      経済的効果を生まないまま”過去の研究”になる可能性が大きい!!!
      ということを含んでいるはずです。


      そうでなければ、小保方さんがこれほどのバッシングを受けるはずがないのです。



      そこで登場するのが普段は科学者というかたがたが、もっとも嫌うだろう”非理性的”対応を

      うまく利用して(小保方さんを実験から遠ざける)”時間稼ぎ”を思いついた人がいたのでしょう。

      ・・・と、シャーロックのように推察してみました。




      研究費を返せだの、実験記録を見せろだの、さもなくば理研および科学界から追放するぞ!・・

      などという”おどし”を見ていますと、このあたりは科学といえども”人間心理”の世界です

      もう少し平たく言えば”離婚騒動”のような、利害がらみのドロドロの様相です

      だから、マスコミにはこの上ない絶好の”ネタ”になりうるのです。

      「理路整然とした世界」をマスコミがこぞって取り上げた記事を

      見たことがありません。(それぞれに、人道的な素晴らしい記事が伝えられますが・・・

      あとに続くものがいません。マスコミは、どうも、そういう類は好まないようです。)



      結論として結ぶには不確定な意見でしかありませんが、

      私の実感として『生命』は非常にシンプルな法則性のなかに秩序正しく存在している!

      そのことを小保方さんもご存知だから「STAP細胞」の方法論を思いつかれたのだと信じています。



      小保方さん!!  お体を大切に。  未来のために、耐え抜いてください!!!





       

      コラム:小保方さんとSTAP細胞に期待するもの  〜サントリー山崎効果〜

      • 2014.04.30 Wednesday
      • 11:14
      前2回の記事で小保方氏へのエールの気持ちを語らせていただいたのですが、

      もう少し”STAP細胞”自体への期待について書かせていただくことで、

      違った角度から”未来科学”に思いを馳せてみたいと思います。



      ノーベル賞を受賞された中山教授の”iPS細胞”は、主に”生体の部分的再生”に関して

      大変有望な研究成果だと期待されています。


      日本ではほとんど存在が知られていない”ピクシー・ダスト”(4月10日記事)や、

      小保方氏の”STAP細胞”同様に”生体の部分的再生”に大変有望な研究成果であるだけでなく、

      その製造方法が”ES細胞””iPS細胞”に比して、大変簡潔であるらしいことが報告から伺えます



      ピクシー・ダスト
      ピクシー・ダスト”の研究ビデオを見れば、豚の膀胱の筋組織を化学的処理によって排除して得た

      なんらかの”結合組織”を粉末化したものだと推察されます

      その粉末(ピクシー・ダスト)を傷口に”振り掛ける”だけで、2〜3週間後には失われていた”器官”が

      完全再生しています
      。例えば、youtubeなどで紹介されていた画像では「指の先(骨・筋肉・爪・指紋)

      ・大腿内部の筋肉」が”ピクシー・ダスト”を振り掛けるだけで完全に形も機能も復活しています

         BBCニュース http://news.bbc.co.uk/2/hi/health/7354458.stm

         Pixie Dust - Magic Powder - Regrows Thumb     


      ピクシーダスト”によって生体に起こっている反応について詳細な報告は分かりませんが、

      個人的には「生体組織に存在する様々な”牙細胞”の活性レベルを”人体創造レベル”にひきあげる効果」を

      もっているものだと推測しています。


      ただ、”ピクシー・ダスト”自体は”触媒的作用”を行うものであって、それ自体が生体組織に

      吸収・同化されるようなものではないだろうと思います。

      つまり、生体がないところでは”ピクシー・ダスト”は”粉末状の物質”でしかありません



      STAP細胞
      STAP細胞”は、”ES細胞”や”iPS細胞”と同じく”生きた幹細胞”です。つまり、

      それ自体が生体の一部として成長・分化することができる存在です。

      そして私から見て、更に”STAP細胞”の凄い!ところは”サントリー山崎効果を持っているところです。

      ”サントリー山崎効果”・・・とは勝手なこじ付けですが・・・あの有名なサントリーCMでいうところの

         ♪何も 足さない・・・。   何も  引かない・・・・。

      つまり、”ES細胞”のように分裂中の細胞から削除=”引いたり”、”iPS細胞”のように遺伝子を導入=”足したり”を

      一切せずに、細胞の製造プロセスの刺激だけで細胞本来が持っている”再生能力”を復活させるところです!!!



      ということは、”STAP細胞”が完成をするということは、1個の細胞が”あるプロセス”を順調に経過することによって

      生体本来になる!
      つまり卵子と同様の存在になれるということになるでしょう。


      これは、あきらかに”ピクシー・ダスト”とも”ES細胞”とも”iPS細胞”とも小保方氏の研究レベルは異なっています!





      日本という「まことに小さな国」から、生命の創造・誕生という「まことに大きな未来科学」が

      飛翔するかもしれない!と思えるのです。



      だとすれば、ますます未来科学における生命科学の方向性を明確に見極めていく作業を

      急がなければならない
      と思います。

      ダーウィニズムに代わる、宇宙に開かれた科学的常識を確立していく必要があります

      ディバイン・サイエンスも未来の科学的常識を目指す小さな一歩です。



      明日から5月。また新たな気持ちでディバイン・サイエンスを考えていきます。


       

      コラム:小保方さんへエール2  〜STAP細胞「論より証拠?」〜

      • 2014.04.25 Friday
      • 02:30

      2014年1月に”彗星”のごとく”ノーベル賞級の可能性”を秘めて登場された小保方さんが、

      一転、マスコミと日本科学会(正式な名称ではありません)に糾弾されている現状に、

      真摯に小保方さんの研究の完成を願っている存在もいることを

      少しでも公に示したい思いで『小保方さんへのエール2』を書くことになりました。



      このブログを書き始めたきっかけは、現在の常識とされている”常識”が

      ほんとうに常識として”信用”できるものであるのか・・・?を自問自答する作業から見つけた

      さまざまな事実から、もう一度”現代の常識”以前に返って 真実を構築したいと願ったからでした。



      『もうひとつの進化論』などの過去記事でお話したように、

      現代常識・・とくに現代科学の基礎となっている「ダーウィンの進化説」自体は、

      ”ダーウィンの仮説”であって、小保方さんが糾弾されているレベルの意味で

      ”科学的実証”はされていません!

      けれども、科学者あるいは科学界といわれる世界にいるほとんどの人々は、

      あたかも実証されたもののように了解し、確信し、実証の必要性については

      全く触れません。と同時に「ダーウィンの進化論」を否定するものに対しては

      積極的糾弾を続けています。



      私の目には 現在の小保方氏への”社会的糾弾騒ぎ”が、

      キリスト教暗黒時代にあった”魔女狩り”や”宗教弾圧”、

      19世紀のアルフレッド・ウォレスに対する”イギリス科学界の村八分”や、

      特に日本における、20世紀のスピリチュアリズムに対する”完全無視”の延長線上にある

      日本特有の「アンチ未来科学」の一環でもあるように見えるのです。




      現在までの小保方氏への待遇を見るにつけ、

      現在の日本は、本当に「未来」を創造したいと望んではいないように見えてきます


      私が若かったころは、「未来は、アメリカから10年遅れてやってくる」ものでした。

      それが、現在では社会的にはアメリカとほぼ同時進行であるように見えていますが、

      実際のところ「発明・発見」のように積極的に「未来を創造する」という分野に関しては

      日本人の研究者が日本から脱出してアメリカで研究する現状を見れば、よほど日本の科学会の現状が

      貧相である
      ことは明白でした。が、小保方氏の糾弾騒ぎに対して、日本の科学者や科学界が

      どなたも”仲間”を擁護する気配のないことに、”若い才能”や”未知の可能性”という科学の原動力を

      粗末に(あるいは抹消する)体制であることを 強く感じます。




      おそらく、小保方氏の研究環境も現時点では”日本式”の年功序列の世界でしょうが、

      過去に世界的大発見や世界的大発明といわれてきたものの多くは、

      ”若い才能のひらめき”からスタートして 時をかけて証明されることで賞賛を得たものです。



      「未来」というものは、その始まりは大変不確実の様相をみせるのが普通です

      つまり、「そんなことできないだろう・・!」とか「そんなバカなことやって何になるんだ・・!」という

      レベルのものでなければ「未来」にはなりえないのです。

      今現時点で簡単に誰もが”分かる”ようなものは「今」のものであって、「未来」のものではありません。



      昔から、リンゴが木から落ちるのを大真面目に考えたり、ピサの斜塔から大小の鉄の玉を落したり、

      雷のなかで凧上げをしたり、お金にもならない研究に没頭して両親の反感をかったり・・・・・・

      その中には”命がけ”で真実を追い求めてきた先人の破天荒な生涯があったのですが、

      私たちはリアル・タイムで立ち会うことはできません。だから、後世になって”偉大な”と

      形容される発見や発明が、まるで初めから現在のような評価や待遇を受けていたかのように思い込んで

      しまっているのではないか・・・と思うのです。



      現時点の小保方氏の研究にたいしても”完璧な報告”を求めていますが、

      おそらく小保方氏自身も、現時点で”完璧な報告”ができるような最終段階に達しているとは

      考えていないだろうと、彼女の発言から推察します。



      このあたりの発表するタイミングについては、素人考えは無用でしょうが、

      それでも、過去の日本人による優れた発明・発見の多くが英文での発表のタイミングが遅れて、

      発見や発明の権利が消滅してきた事例は、私が知るだけでもあります。

      実際は、相当数に及んでいるのではないでしょうか・・?



      それを思うと、小保方氏が研究半ば?で英文発表に踏み切った・・と考えてもおかしくないと

      思っています。これが認められれば、小保方氏は安心して研究を継続・完成させることが

      できるはずだったのではないでしょうか・・。



      ここまで来て、ようやく今日のタイトルにつけた「論より証拠?」につながるのですが、

      評論家などのご意見の中には「小保方氏の研究であることが、ここまで世間一般に広まったのだから、

      STAP細胞作成プロセスを全部公開して、多くの研究者に研究成果をあげてもらえば、

      STAP細胞の真偽が 容易に判明するだろう。」というものがありました。

      つまり、”証拠”をたくさん集めれば、小保方氏の”論”が容易に証明されるという意見です。


      私から見れば、半分正しく、半分間違ったご意見だと感じています。



      STAP細胞が、単なる化学物質であれば、かなりの確立で均一な実験結果が反映すると思えます。

      けれども、私が実際に日々のワークで接している生命体(あるいは人体)は、単なる科学物質とは

      異なった特徴
      を持っています。

      その特徴が、私にとってはスピリチュアリズムが未来科学にとって必要だと判断する要因でもあります。




      実は、細胞といえども、その細胞が生きている、つまり生命である限り、

      生命としての細胞は「人為を読み取ります」つまり「人の”思い”や”思考”に反応する」という事実があります。

      これは、生命である限り動物の細胞でも、植物の細胞でも同じことでしょう。


      ・・・ということは、現時点で小保方氏の実験プロセスを 表面上同様におこなったとしても、

      その実験者が 小保方氏と同一の”思い”や”思考”を共有していないとすれば、

      違った実験結果にたどり着く可能性が十分に考えられるということです。

      つまり、小保方氏の論を”強く信じた実験者”と ”半信半疑の実験者”あるいは”反意をもった実験者”では、

      でてくる結果にかなりの開きが生じてくるはずです。



      反対に、もし小保方氏が十分な実験成果を用意して、万人が”それは事実である”と完全に信頼してしまえば、

      その方法は ほとんどの確立で小保方氏と同様の結果を導き出すことができる!ともいえるでしょう。



      そもそも「論より証拠」というのは、科学的思考を解さない立場への説得方法だったはずです。

      それに、科学とは「論」=「仮説という思考」を前提として成り立っているはずですから、

      現時点の小保方氏の真偽解明には「論より証拠」の不確実な方法より、小保方氏自身の更なる実験の

      前進と完成を支援することが、もっとも確実で、最短の方法だと考えています。



      そこで、もう一度エールをこめて「小保方さんに、安心できる研究環境 と 研究の完成」を願っています!!!




       

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      Wornitz

      〜ピタゴラスの手 HPより〜 Wornitz(ワーニッツ)を例えて言えば、泥水の入った容器をシェイクするようなものです。暫くするとシェイクされる前と同じように、その中身の比重に合わせて沈殿していきますが、しかし,どこをとっても「以前と同じではない」という状態、すなわち「秩序が変えられた状態」になっています。 泥水と違って私達の身体はもともと「より良くなろう」という性質が備わっており、Wornitz(ワーニッツ)によりシェイクされた後も無秩序に再構成されることはありません。常にベストな状態(秩序)を探りながら構成されていきます。そこに私達人間の素晴らしさを見ることができます。 その性質を最大限に活用させていただくことが、その時々の「最適な秩序」を構成する上でとても大切なことだと言えます。

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